日本とアメリカ

ハリスが見た日本の自然~下田の景色~

ハリスが日本に到着した当時の年齢は52歳。ヨーロッパ人にとっては未開の地で、公務によるストレスから身体を壊しがちだったハリスは健康のためによく歩いており、そのたびに滞在先の下田の自然を賞賛しています。 「1856年9月16日、火曜日 美しく…

紫陽花と竹林

外国人の日記を読んでいると、日本独自の植生の豊富さや美しさが驚きと共に書き残されていますが、それは私が長く日本をはなれて実感したことでもありました。 その中であらためて好きになった草木に、紫陽花と竹(竹林)があります。アメリカでは竹や笹は中…

ハリスが見た日本の自然~下田の植物~

外国人の記録には異国、日本で目にした文化や風俗、人々の様子なども描きとめられており、その中には気候やその土地の植物の描写もふくまれます。彼らの母国とは異なった日本独自の植生が驚きとともに描かれていて面白いです。 ハリスは公務の合間に散歩によ…

収奪された大地-ラテンアメリカ500年(Las venas abiertas de América Latina 『ラテンアメリカの切り開かれた血脈』)エドゥアルド・ガレアーノ

いま森林破壊が深刻なアマゾンがあるラテンアメリカについて書かれた本です。有名な本なのでご存じの方も多いと思います。ベネズエラのチャベス元大統領が、オバマ元大統領に勧めたことで有名になりました。 大航海時代から現代までラテンアメリカという大陸…

ウォールストリートを占拠せよ・ニューヨーク、ズコッティ公園取材記事 (Article about OWS in 2012 )

この記事は2012年 インパクション183号に掲載されています。 ************************ 11月半ば、オキュパイ・ウォールストリート(以下OWS)本拠地であるズコッティ公園で大規模な撤去が行われたものの、その後も全米各地では…