飛行機恐怖症の対処法

前回、飛行機のお話をしましたが、わたしなりの対処法について書いていこうと思います。

 

「飛行機が怖くて」という話をすると「お酒飲んで寝ときなよ」とよく言われるのですが、飛行機に乗って空を飛んでいることの恐怖と緊張でお酒を飲んでも眠れません。

なので、以下わたしが対処法としていることを書きます。

 

搭乗した後編

ひたすら映画やテレビを見る(映画の世界に没入する)

機内エンターテイメントでは最新の映画などが無料で鑑賞できるので、気になる映画を見つけてはひたすら鑑賞しています。目が疲れてくるのでわたしは3本ぐらいが限界ですが。他には書き物やメールの返信など、事務的な用事に没頭することで飛行機に乗っていることを一時的にでも忘れ、仕事もはかどります。

景色を楽しむ

これは高所恐怖症など人によっては無理な方もいらっしゃるかもなのですが、もしそうでないなら景色を楽しむことをおすすめします。
機内エンターテイメント同様、座席前のテレビでは航空機の現在地情報(高度、目的地までの距離、飛行している位置を示した地図など)も見ることができます。自分がいま世界地図の中のどこにいるのかがわかるので、それを見ながら景色を楽しんでいます。
NY-成田間だと、アラスカの氷原の中に通る一本道や川、紅葉の季節のカナダの森林。夜は大気に邪魔されない澄んだ星の輝きやそれに照らされた雲海の美しさなどは恐怖を忘れさせてくれます。
たまに「ここから落ちたら確実に死ぬな」とか思ってしまったりしますが。

CAさんの様子を見る。お話ししたりもいい

日常的に飛行機に乗るCAさんは、やばい時と大丈夫な時がわかっておられると思います。結構ハードな乱気流でも平然とされているのを見ると「大丈夫なんだ」と心を落ち着かせることができます。

 

搭乗する前編

頻繁に飛行機を使っている人と話す、またはその人たちのことを考える

CAさんの場合もそうですが、ビジネスなどで毎日のように飛行機を利用している方も多いと思います。でも事故に巻き込まれて死んでしまった人の話はわたしの周りではいまのところ皆無です。その事実を思い出すだけでも気持ちが楽になります。

 

悟りの境地(これが一番効く)

いままでやることやったし、思い残すことはないと死ぬ覚悟をする。
車だと自分で運転できますが、飛行機ばかりは搭乗したらもうパイロットの腕に身を任せるしかありません。ここで死ぬということはわたしのこの世での役割はここまでだということなのだと覚悟を決めます。これができると憑き物が落ちたように気持ちが軽くなったりします。この覚悟を年一回ぐらいの頻度でしていたおかげか、毎日を思い残すことがないようせいいっぱい生きる習慣がついた気がしています。

視覚から気持ちを安心させる

これは搭乗の数日前など飛行機が怖くなった時見るといいです。友人が「これを見るとましになるかもよ」とすすめてくれたもの↓↓

www.flightradar24.com

世界中の飛行機の運行状況が一目で見られるサイトです。ものすごい数の飛行機がいまこの瞬間世界各地で運航していることがわかり、これだけの数が毎日事故もなくふつうに運航してるんだなと視覚で納得することができます。飛行機をクリックすると出発地と目的地、発着時間などの詳細も見ることができます。たまにプライベートジェットや軍用機なども飛んでます。全世界の飛行機の運行状況がリアルタイムでわかるので旅行した気分になって楽しいです。

 

ご参考になるかはわかりませんが、わたしと同じ飛行機恐怖症のかたの気持ちが少しでもやわらぐことを願っています。